体験・見学

いつでもきてね!

部員大募集中です!

【 募集案内 】

ご挨拶

■以下は創部10周年記念時に掲載した内容です■

 

「キッズラグビーとりみ」が誕生して10年(2019年で21年目)、部員数は、奈良県内の11ラグビースクール中、生駒RCに次いで2番目に多いクラブに成長いたしました。これもひとえに、毎週熱心に子供たちを指導して下さっているコーチの皆さん、「子供たちのため」を基本に企画、運営して下さっている

運営委員の皆さん、また、クラブの理念を理解し、協力して下さる保護者の方々によるものと

感謝いたしております。

思い起こせば、マンション(ヴェルナール富雄)の管理組合の役員だった頃、

同じ役員仲間の末永さんが、

「子供にラグビーさせたいんやけど、こんなクラブがあったらええな」とポツリと一言、

それに応えた松本顧問が「なかったら作ったらええやん」。

かくして『キッズラグビーとりみ』の前身である『鳥見ラグビークラブ』が誕生しました。

1998年3月14日、発足説明会をマンションの集会室で開き、翌15日、鳥見小学校の運動場の片隅で、野球部やソフトボール部の練習の邪魔にならないように細々と練習が始まりました。

一年間は小学校の片隅で練習しましたが、その間、ラグビークラブを地域スポーツとして認知してもらい、クラブとして活動していける環境を作る必要がありました。

 まずは、どんなクラブにしたいのかという末永さんの思いを、同じマンションに住み、クラブ設立の趣旨に賛同し子供さんを入会させていた保護者の増田さん(コピーライター)がまとめ『ラグビーであそぼう』というクラブのモットーを決めました。

また、保護者のみなさんからクラブ名を募集、『キッズラグビーとりみ』と命名しました。

次のステップは地域スポーツとして認知してもらい、他のクラブと調整し練習場を確保することでした。そこで、創設者の末永さんが小学校へ働きかけて、大学のクラブで同期だった元日本代表の大八木淳史氏にPTA教育講演会での講演と鳥見小学校の子どもたちにラグビー教室を開催していただきました。

また、クラブ内でのコミュニケーションを深めるため、

レクリエーションを企画し、バーベキューとゲーム大会を生駒山麓公園で行いました。

そうして一年後、ようやくクラブとして認知され、現在練習しているスペースを確保できました。

次は、クラブの組織化に着手、ユニフォームの必要性を保護者のみなさんに説明し、子供たちの意見を取り入れ、現在のユニフォームが誕生しました。

ホームページもこの年に渡部さんが開設してくれました。

もっと楽しく『ラグビーであそぼう』ということで、今では中断していますが『キッズラグビーとりみカーニバル』と銘打って、子供と保護者で運動会を行いました。

この年(1999年)に奈良県ラグビーフットボール協会に加盟、奈良県ミニラグビーカーニバルに参加しました。とりみとして単独で試合に参加できたのは、幼稚園・1年・2年だけで、3年生以上は、生駒RCのメンバーとして参加させていただきました。対外試合は初めて、どうなる事かと心配しましたが、子供たちはそれなりに楽しんでいました。ちなみに、初優勝は、三年後の2001年の大会で3年生が優勝しました。そのときの子供たちが挨拶している顔は、達成感と自信に満ちあふれていました。また、コーチも初めての経験でしたので喜びもひとしおだったと思います。

2000年:1人、2001年:2人、2002年:2人の卒業生を送りました。この子たちは、とりみで単独のチームが組めなかったので、生駒RCやYMCAのチームに入れてもらい試合に出ました。

その卒業生の一人が後輩に贈った言葉です。

「僕たちは人数が少なくて自分たちのチームで試合に出られなかったけど、みんなは『キッズラグビーとりみ』として試合ができるのだから、頑張ってください」。

私達コーチは、子供たちに試合をさせてやりたいとの思いで、他のチームに入れてもらいそれで満足していたのですが、子供たちは自分のチームで試合がしたかったのかと指導者よりも子供のほうがチームに対する思いが強いことを痛感しました。

今では恒例となっている夏合宿の第1回目は、2000年7月、城陽市の鴻巣運動公園近くのプラムイン城陽で1泊2日で行いました。2002年からは飛騨清見村で2泊3日の日程で行っていますが、毎回子供たちと一緒に引率の大人も日常の生活から離れた楽しい時間を過ごしています。自炊のため、ママさんの協力が不可欠ですが、自主的に快く参加していただき本当に感謝しています。

また、発足2年目にしてママさんたちはタグラグビーチームを立ち上げました。親父たちもママさんたちに負けてなるものかと『TORIMI HAKORO CLUB』というチームを作り、親子みんなで『ラグビーであそぼう』のモットーの下、毎週いい汗を流しています。

このように発足から3年を経て、現在のクラブの組織運営の基礎が出来上がりましたが、その間、このクラブに様々な職業の人が集まり、その知識や経験をもとにクラブの運営や子供たちへの指導はもちろんのこと、子供たちのため、クラブのために、規約・ホームページ・部員募集用のポスター・夏合宿の準備・リクレーションの企画・賞状・優勝メダルの作成などにたくさんの方々が携わって下さいました。これからも、新しい人が同じ思いでクラブを成長させていってほしいものです。そして、将来、クラブの卒業生が自分の子供を連れて家族で入会することになれば、

それが『キッズラグビーとりみ』の新たな一歩となることでしょう。

 

   キッズラグビーとりみ  

顧問 泉 良彦